旦那の本棚に並んでいる『銀河英雄伝説』を捨てたい

新居に引っ越すときに「ねぇ,この本(『銀河英雄伝説』)捨てていい?」と聞きましたが,あっさり「詰めといて」とスルーされ仕方なく本棚に並んでいます.



銀河英雄伝説(以下銀英伝)といえば,私が高校生の頃えらく流行って友達みんなで回し読みしたものです.(年がばれるかな)



友達は登場人物の誰が好きだとかいう話で盛り上がっていましたが,私は挿絵の加藤直之さんの絵が好きで,ほとんどそれだけで読んでいました.途中から加藤さん多忙のためか別の方にかわってしまい,読む気が9割減退したのを思い出します.



加藤直之さんは,グイン・サーガの挿絵も描いておられましたがこちらも20巻から天野喜孝さんにかわって,こちらもやはりそれが原因で離れていってしまったなぁ.



お話のイメージが180度かわってしまうのですから,挿絵って本当に重要ですよね.

加藤さんの絵の力なしで銀英伝を読むと,田中芳樹の文章がいちいち気に触って全然楽しめないんですね.



呼び捨てですいません.私,田中芳樹,嫌いなんです.

読んでると腹がたってきてしまって.



壮大なスペースオペラで,歴史小説で,群像劇・・・らしいんだけど,宇宙空間での艦隊戦とか何度読んでも理解出来ないし(それは単に私の頭がアホなんですが),なにより登場人物の髪の色とか目の色の描写が死ぬほどうっとうしいんです(号泣)



誰それが紅茶色の髪の毛をゆすったとか,やれ金銀妖瞳の目が光ったとか・・・あぁ,思い出すだけでぞーっとしてきた



それも,紅茶色の髪の毛だけじゃないんですよ.

”薄くいれた”紅茶色の髪の毛,なんです.



どこまで念がいっとるねん!





で,なんで今更こんな話を書いているのかというと,週末に主人がケーブルテレビで見ている番組のナレーションを何気なく聞いていたらどうもひっかかるので,画面をのぞいて納得.



銀英伝のアニメでした.



私「ちょっと~なに見てんの.うっとうしいからやめてよ.っていうか,あなたいったい銀英伝のどこが好きなの?」



主人「うん.この期待を裏切らない展開が落ち着くんだよね~.田中芳樹は本当にわかりやすい伏線をひくから安心してみていられるんだよ」



私「山崎豊子大好きな人間の言うことじゃないよ.この人の人物描写ってめちゃくちゃ表層的やん.私耐えられない」



主人「そこがいいんじゃない.山崎豊子は面白いけど疲れるから」





疲れた頭をリラックスさせるのに,あの軽さがいいらしいです.





でも旦那は別の日に「華麗なる一族」(山崎豊子)とか見てましたけどね.

面白いんだけど,時々ちょっと教育上よろしくない場面とか出てくるので(笑)やっぱりチャンネル変えてもらっています.

横溝正史も好きなんですよね~旦那は.



気持ち悪いんだけど,結構面白くて私も見入ってしまいます

でもやっぱり教育上よろしくないシーンがたくさんあるので,(濡れ場とか濡れ場とか濡れ場とか・・・あ,殺人シーンもね)



同じ権力欲にまみれた脂ぎったおじさんでも,山崎豊子が書くと憎めないというか,そういう人も世の中には必要だと感じられるんですが,田中芳樹のは文章で表現した以上の奥行きが感じられないように思います.要するに薄っぺらいんですね.





そういえば,以前たまたま書店で銀河英雄伝説外伝〈2〉ユリアンのイゼルローン日記 (創元SF文庫) なんていうのを見かけたので立ち読みして,立ちくらみをおこしました.



同盟軍最高司令官?ヤン・ウェンリーの養子であるユリアンの,小さい頃からの日記をそのままのせた体裁になっています.



なんかね,他所の家のじいさんに孫自慢されているような錯覚に陥りまして・・・

子供のお遊戯ビデオとか,結婚式のビデオとかって他人にみせちゃだめでしょ!



カワイイのはあんただけだ!



と主人に言ったら「うまいこというなー」とうけられました.





多分自己愛の強い人なんでしょうね.

自分の作り上げたキャラクターが好きすぎる人,それだけで私はだめです.





世の中には嫌いな物にはいちいち目を向けない人もいますが,私はこと漫画や小説に限って言えば「どうしてこの作品が嫌いなのか」について熱く語りたい質なんです.



田中芳樹好きな人,すいませんね.

とりあえず,こんなわけで私は彼が嫌いです.

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